髪が白黒まだらになっているのは珍しい。
白髪なのか黒髪なのかわからないので混乱してしまう。
髪全体が黒髪と白髪で混在している場合や、あるいは、髪の毛1本が白と黒の2種類の色になっている場合もあります。
そもそも、まだら白髪となる原因は何でしょうか。
まだらな白髪を解消する方法やヒントを解説いたします。
髪が白黒まだら
髪の毛は内部のメラニン色素が色付いて日本人なら黒色の毛になり、黒髪に見えるようになる。
何らかの理由で色がつかなった髪の毛、色の薄い毛が白髪となり、白く見えている。
白髪が多いと銀髪にも見える。
頭髪全体に白髪と黒髪が入り混じることは普通にあることですが、1本の髪が白黒まだらになることは滅多になく珍しいと言えるでしょう。
白黒まだらは白髪なのか黒髪なのか
白黒まだらは白髪でもあり黒髪でもある。
先の通り、メラニン色素によって色付いたか、色が付かなかったかというだけのことであり、白髪も黒髪も同じ髪の毛で髪質に違いはありません。
髪は根元から生えてきて、毛先に移動していきますので、根元だけ白いということは起きますが、1本の毛の同じ部分で白黒まだらということはなかなかありません。
白輪毛で白黒のストライプに
1本の髪の毛が白と黒のストライプになっている場合、白輪毛と呼ばれます。
シマウマの模様ような感じ。
遺伝性の可能性もありますが、何らかの原因でメラニン色素の色付きがうまくできなかった箇所を残して、後は色が黒くついたということになります。
髪の内部が空洞化している可能性もあるとされるものの、明確な原因は不明であり、治療法はありません。
しかしこれ自体で健康を損なうような病気ではありませんので、特に問題ありません。
放置しておくか、カットして切り落とせばよいでしょう。
白髪の根元だけ白い、毛先は黒
根元だけ白髪ということは、黒髪の人に白髪が生えてきたということになります。
30代や40代の方ですと加齢要因で白髪が生え始めた可能性が高く、今後一層白髪が増えると考えられます。
10代や20代ですと、一時的なストレスで白髪が生えてきてしまったのかもしれません。
根元だけ白髪なのはなぜ?原因はストレス?髪の毛の根元だけ白い理由
毛先だけ白で根元は黒
白髪において毛先だけ白で根元は黒という場合。
白髪なのに途中から黒髪になっているということは、白髪が生えていた人が再び黒髪に戻ったということ。
毛先から白くなるということはありません。
根元から生えてくるときに髪の色が決まっており、それ以降は染めない限り髪の色が変わることはないからです。
毛先から白い毛なのに根元が黒いのはなぜ?白髪か黒髪かわからない
髪の毛途中が白い、途中だけ白髪
黒髪だった人に白髪が生えてしばらくしますと、毛先からの半分が黒髪で、根元に向かって下半分が白髪になっていきます。
その後に黒髪に戻ったとしたら、毛先が黒、真ん中が白、新しく生えてきた根元が黒。
つまり髪の毛途中が白い、途中だけ白髪になりえます。
白髪の人が再び黒髪に戻ってきたと言えるでしょう。
途中から白髪とか途中だけ白髪なのはなぜ?一部だけ白い髪の毛の謎
まだらな白髪になる原因
まだら白髪には2種類のタイプがあります。
白髪と黒髪が混在している場合と、1本の毛が白と黒でまだらになっている場合です。
白髪と黒髪が混在している場合は、加齢が一番の原因として考えられます。
白髪が目立ち始める年齢は遺伝的要因など個人差がありますが、一般的に30代半ば以降が多いとされます。
もし急激に白髪が増えた場合には体調不良やストレスの可能性もあるので注意が必要です。
1本の毛が白色と黒色で、まだらになっている場合はストレス・栄養不良・睡眠不足などにより、黒髪を作るメラノサイトの働きが一時的に低下していることが考えられます。
改善できるかはわかりませんが、できることとして自分の生活環境を見直し改善してみるとよいでしょう。
まだら白髪の染め方
まだら白髪の染め方ですが、まずは自分のまだら白髪の要因を見極めることが大切です。
よく白髪を根元から切ったり抜いたりする方がいますが、のびてきたときに白髪がピンと立ち逆に目立ちやすくなってしまうのでこれはよくない。
まだら白髪が気になる場合は、白髪染めをすることをオススメします。
ヘアアレンジなどで隠すことができない全体的なまだら白髪は、染めてしまうのが一番きれいに見える対処法です。
稀に、紫外線やドライヤーの熱で髪が傷んでしまい、髪の色が抜けて白髪のように見えるケースがあります。
このような場合は元に戻せないダメージですので切るしかないのですが、トリートメントやオイルで入念にヘアケアをすれば黒髪に戻せる可能性があります。
白髪が少ない人の白髪染めは何がよい?
白髪染めには様々なタイプがありますが、白髪の量が少ない場合にオススメなのは、自宅のお風呂で簡単にケアできるトリートメントタイプの白髪染め。
髪のキューティクルを開いて内部に色を定着させる通常の白髪染めとは違い、髪表面に染料を定着させるヘアカラートリートメントなので、髪が傷みにくいのが特徴。
トリートメント成分を配合しているものが多いので、白髪染めをしながら美髪ケアができるのもポイントです。
こういった白髪染めトリートメントには多くの商品が市販されています。
自分の髪や地肌に合う製品を探してみるとよいでしょう。
白髪を生かしたカラーリングをしてみる
カラーリングをする場合には、白髪を生かしたヘアカラーにしてみるのもおすすめ。
白髪が髪色に自然と馴染むようなカラーリングをすると後に白髪が生えてきても目立ちにくいので、染める頻度を減らしても素敵な髪色を保つことができます。
白髪染めの回数が減るとその分だけ、髪や頭皮へダメージが減るのもうれしい。
白髪を生かしたカラーリングのポイントは、白髪と黒髪の境目を明るくぼかすこと。
顔周りに白髪っぽい色をわずかに残すことで顔色を明るくしたり、多色使いで白髪にツヤを持たせたりと、おしゃれの幅も広がります。
黒髪にハイライトを入れて白髪ぼかしにするのも有効です。
グレイヘアにする
全体的に白髪が多い方は、思い切ってグレイヘアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
髪色を白髪の色のほうに合わせるのです。
但し、グレイヘアでも白髪の手入れをしないそのままの状態ですと、老けて見えたり、清潔感に欠けた印象を与えてしまう恐れがあります。
きれいなグレイヘアを作るには、ケアが肝心。
あるいはパーマをかけてボリュームを出すことで地肌が透けるのをカバーしたり、アクセントカラーを入れてメリハリをつけて立体感を出すなどの工夫をするだけでも、ぼんやりとしたグレイヘアが一気におしゃれな印象になります。
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