ロマンスグレーとはどのような髪色、髪型なのでしょうか。
そして、何歳からロマンスグレーと呼ばれるのか。
ロマンスグレーとは白髪の似合う素敵な紳士
ロマンスグレーとは白髪が多く生えている白髪頭、あるいは、ほぼ全てが白髪になっている紳士、その髪色を意味しています。
語源は、「ロマンス+グレー」。
ロマンスグレーについては俗語的な要素が多い、やや古い言葉となっており、白髪がたくさん生えている男性ということに加えて、白髪が似合うダンディーな紳士という点が大事。
頭髪や髪型をきれいに整え、服装などの身だしなみ全般も清潔に素敵な装いに保つことが必要。
その男性の性格や生き様、ビジュアル的な印象、経済力などから醸し出す、その人の落ち着いた雰囲気や風格がある前提において、白髪が多い頭髪という要素を併せ持つ、この2つの関係性において成立する。
ロマンスグレーの紳士と呼ばれるには、髪色が白あるいは灰色に見えて、髪型もきちんと整えておくことが絶対条件なのです。不潔な男性ではロマンスグレーとは呼ばれないでしょう。
ロマンスグレーは何歳から?年齢は?
ロマンスグレーは何歳からそう呼ばれるようになるのでしょうか。
白髪が多く生えていて人物の風格もあるのですから、主に50代以上の年齢の方がロマンスグレーの紳士と呼ばれる。
早ければ30歳頃から40代の中年でも該当する可能性があり、年齢での明確な線引きはありません。
ロマンスグレーは女性にもあてはまる?男性だけ?
ロマンスグレーは男性にも女性にも使える言葉であり、女性に対して使っても間違いではありません。
しかし、どちらかと言うとロマンスグレーは紳士すなわち男性の髪色を表現した場合に使われることのほうが多いようです。
ロマンスグレーのグレーとは灰色のこと
グレーは、英語のgray=灰色のこと。
白髪は色素の抜けた色の無い透明な髪の毛なのですが、肉眼で見るとその1本1本は白い毛に見えており、多く生えている状態を離れて遠くから見ると集合体としては灰色に見えます。
よって、白髪が多く生えた灰色っぽい頭髪の状況をグレーという色で表現しています。
美容院ではグレイカラー
ちなみに美容院では白髪染めをグレイカラーと呼び、オシャレ染めと区別しています。
メニュー表にもグレイカラーとあるはず。
美容師によっては白髪のことをグレイヘアと呼ぶ人もいます。
グレーが仕上がり色の白髪染め
白髪が少ない方がロマンスグレーにしたいという希望があっても髪色には気を付けたい。
生えてくる白髪を放置し続けると、やがて半分づつ白髪と黒髪が入り混じっているゴマ塩頭になり、不潔に見られることがあります。
徐々に白髪が増えていくのは誰でも同じで、その段階を待てなければグレーが仕上がり色になる白髪染めで染めるとよいでしょう。
グレーカラー、グレーヘアカラーといった名称で市販されていますので、セルフで染めることが可能。
頭髪がロマンスグレーのようになり、清潔感が保たれます。
また、アッシュグレー、シルバーアッシュといったワックスも販売されていますので、まだ白髪が生えていない方でも、整髪料で一時的に銀髪にして白髪頭のようなロマンスグレー的なイメージを体験してみるのもよいかもしれません。
白髪が生えても前向きに生きていく。ロマンスグレーは素敵な紳士だから
ロマンスグレーには、ロマンス(romance)という言葉が入っているのですから、その意味も合わせて考えてみればおわかりでしょう。
その素敵さと言ったらありません(笑)
ダンディーな紳士で髪型も整えているということで、一説には、ロマンスグレーの中年男性から醸し出される魅力に、女性からの人気があるとか。
日本では白髪についてネガティブなイメージがあり、コンプレックスに感じてしまいがち。同時に加齢現象でもありますので、自分自身が年齢を重ねたことにショックを受けたり、弱気になってしまう一面もあるでしょう。
白髪に悩むのではなく、ロマンスグレーという言葉で白髪をおしゃれに素敵に扱うことで、歳を重ねても精神的に前向きに生きていきましょうというエールなのかもしれません。
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